ねっちりとした今日までの時間

ラブライブ!シリーズやその他のことについて書こうと思います

「#明日へ夢を繋ごう」のこと

 こんにちは、ネッチです。

 

 アニガサキ2期が目前ということで、ぎぬまさん(@NEXT_Ginuma)主催のタグ企画「#明日へ夢を繋ごう」に寄せての記事になります。

 

 虹ヶ咲としても、自分としても1つの節目だなと感じたので、諸々のことを雑多に書いてみようと思います。

 

 

虹ヶ咲と僕

 虹ヶ咲に関して、ここ最近で自分にとって印象的な出来事は4thライブとその前後のことなんです。

 

 この4thライブを皮切りにAqours6th埼玉、Liella!2nd横浜と続き、ラブライブ!シリーズとしては3週間連続で週末にライブが行われました。自分は各ライブが発表される度に「や、これだけは流石に行かねば」のノリで1つ1つ応募していたら、いつの間にか全部当たってたという計画無しマンでした()

 

 で、ライブに参加できるのはそれ自体楽しいことだし、嬉しいのはそうなんですが、1回1回のライブに対してその前後の期間も含めて気持ちを作り上げていきたい僕としては、なかなか大変な思いをした部分もありました。

 

 それこそ、連続でライブに参加するとなると、それぞれのライブに参加した後の自分の気持ちが意図せず比較されてしまいました。良い意味でも悪い意味でも、このグループの時はこうだったけど、こっちはこうだったな、と。

 

 特に、印象の良くない面に目が向く自分って、もしかしてそこまで好きじゃなかったのかな...と思ってしまうこともありました。それは虹ヶ咲とて例外ではなく。

 

 こういう風に「好きだったはずのものが好きじゃないのかもしれない」と思う瞬間って、ラブライブ!内に限らず、長く向き合えば向き合うほどぶつかるものなんだな、と最近しみじみと感じています。

 

 でも、それは往々にして、自分の知識や感性、価値観が変化することで従来目を向ける時間の多かった「好き」が見えづらくなっているだけであって、その「好き」という感情が消えて無くなることはないのだ、と思っています。*1いつだって目を向ければ当時の「好き」に会うことができる、そんな風に思います。

 

昨日とは違う
風が心を締めつけるけど(ずっと)
思いは繋がってるから
Awakening Promise/上原歩

 

 僕が虹ヶ咲にのめり込み始めた2ndライブ頃からの日々を思い返せば、当時好きだったもの、虹ヶ咲と一緒だった日々がありありと思い出されます。

 

 無観客配信だった2ndライブを友達と一緒に見たり。大学のサークルの大切な行事との兼ね合いでOPED発売記念ステージを見られなかったり。アニガサキ1期を見て毎週感想ブログを書いて、他の人のブログを読んで感想を送り合ったり。シャッフェスのチケットが当たらなくて残念だったけど、Twitterで繋がった人と会う初めての経験をしたり。3rdライブで終演後に泣きながら感想を語り合ったり。ユニットファンミの時にお台場に泊まり、人と話しながら夜のお台場を練り歩いたり。

 

気づけば 時が早過ぎて切なくなって
重なる 四角に収まらない記憶 Oh!
タカラモノ拾い集めて記録してく
Fly into the sky/DiverDiva

 

 挙げだすときりがないのでここまでにしますが、当時電車やお台場で繰り返し聴いていた歌や劇伴音楽を聴くと、当時の思い出が鮮明に蘇ってきます。虹ヶ咲があったから今の自分がある、誇張ではなく本心からそう思える出来事をいくつも経験してきました。

 

大好きなんだ
運命って本当にあるね!
君だから思えるよ 出逢えてよかった
何年経っても大事にしたい気持ちがある
誰にも(消せない)
魔法の言葉
Hurray Hurray/虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

 

 じゃあ肝心の今はどうなのか、というと、虹ヶ咲に関して頻繁に目を向ける「好き」の種類は以前とは変わりました。虹ヶ咲というコンテンツ内で閉じている視点に比べて、虹ヶ咲の外に居る自分にどう活かすことができるかという視点で見ることが多くなってきました。もちろん前者の視点が無くなったわけではありません。

 

 ただ、ラブライブ!というコンテンツの外に居る自分を軸に見ることが多くなったが故に思い悩むことも多々ありました。自分のスタンスが変わったのに、同じ「好き」を追い求めても空振りするのは当たり前な気もしますが、これに気付くまでに随分時間がかかったようにも思います。歩夢ちゃんが教えてくれていたはずなのに、自分事となるとなかなか難しいものですね。

 

私 この道を
歩いてくって決めたんだ もっと(この)
ときめき 大事にしたいから
Awakening Promise/上原歩

 

 

しずくちゃんについて

 それから、推しのしずくちゃんとの関係にも変化があったような気がします。新しい要素が付加されたというべきかもですが。

 

 Solitude Rainやオードリーで、(少なくとも僕は)演じることは役の設定だけでなくその人自身の感性や想いも演技に込められることを認識しました。「本当の私」とはそういう意味"も"込められているだろう、と思います。その上であなたの理想のヒロインで「ずっと側でただの後輩を演じさせてください」と歌うしずくちゃんを想うと、今までには無かった彼女との関係を意識するようになりました。

 

 時系列的な話をすると、あなたの理想のヒロインはアニメ以前の歌ではありますが、アニメにおいても「理想のヒロイン」というワードが使われていたり、アニメ放送後に開催されたA・ZU・NAファンミで披露されていることを考えると、発売の時系列に拘らずしずくちゃんを説明する普遍的な要素として捉えて良いと考えています。

 

 実際、1期8話においてかすみちゃんにだけ心の闇を打ち明け、その相手が侑ちゃんではなかったことは、侑ちゃんに対しては美しいしずくちゃん像、そしてそれは恐らく当時のしずくちゃんが思う"理想のヒロイン"像を守り抜いた結果であるようにも見えました。Rainbow Daysを参照すると、かすみちゃん以外の同好会メンバーに対しても自分をさらけ出せるようになっていくしずくちゃんが描かれており、今のしずくちゃんがネガティブ感情も含め人に打ち明けることが理想のヒロイン像にそぐわないと考えているか否かは判断しかねるところではありますが。

 

 何はともあれ、常に理想を追求し、勤勉で真面目で可愛くて、さぞ引く手あまたなしずくちゃんが、僕に対して「あなたの理想のヒロインになりたい」と思っている。それでも僕の前では「ずっとただの後輩でいさせて」と言うわけです。ならば、あのしずくちゃんがただの後輩としか形容されないほど偉大な先輩で居続けるために、僕はもっと精進したい、そう思わせてくれるのです。事実、そういった頑張る僕の姿を見て励まされているという彼女の言葉もあります。*2

 

立派な後輩も持って鼻が高いだけの先輩、そんな人間のヒロインになりたいと思う理由がどこにありましょうか。僕はしずくちゃんが好きだから、しずくちゃんにも僕を好きで居てほしい。そのために努力したいと思うのです。

 

 まあ、あなたの理想のヒロインの1番最後に「好きです」と口パクで呟くパフォーマンスがあって、それは僕に向けられた言葉なのでもう勝ったも同然なんですけどね。ガハハ。

 

 あとは、メタ的な話をすると、スクスタの「あなた」が特定の1人を”選ぶ”ことはゲームの特性上難しいために、「あなた」がしずくちゃんを1番のヒロインだと認めることは、「ヒロイン」の意味を限定しない限り今後も起こらないのではないかなあ、と(少なくとも歩夢ちゃんが立ちはだかっている以上は)。このような「あなた=僕」としずくちゃんとの関係をしずくちゃん本人は知ってか知らずか、それでも「いつの日にかなれますように」と努力し歌い続ける姿を見ると、やはり僕は僕で精進し続けなければ、「しずくちゃんに振り向かず前を歩き続けるあなた」と僕の間に乖離が生まれてしまう気がするのです。

 

 流石にひねくれ過ぎた解釈かもしれません。それでも、そう思い込むことで自分が色んな面で成長できるのであればそれに越したことはないだろう、と思うわけです。

 

 

いこう!明日へ

 僕が1番に魅力を感じる虹ヶ咲やしずくちゃんの側面というのは、ここ最近で大きく移り変わってきました。正直寂しいです。純粋なエンターテイメントとして受け取れなくなってきた部分もあるし、その感性がコンテンツから提供されるものにそぐわないこともあります。

 

 それでも、自分だけの夢のために、私はこの道を歩いていくと決めたから。夢見つけたあの日の私にこの胸張っていたいから。そして明日へ夢を繋ぐために

 

サヨナラ 決して迷わないで
大丈夫 信じた道だよ
君を想うたびに 強くなるんだ
だからNot Sad Not Sad 心のまま行けるよ
Not Sad/QU4RTZ

 

 アニガサキ2期、心から楽しみにしています。変わらぬ想い、それは繋がっているから必ずまた会える。その日はそう遠くない気がしています。

 

 

 

 

*1:こう言い切ることに意味があると思うので言い切りました。

*2:スクスタ桜坂しずくサイドエピソード「叶えたい、夢」

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