ねっちりとした今日までの時間

ラブライブ!シリーズやその他のことについて書こうと思います

Liella!3期生と自分のこと

 こんにちは、ネッチです。

 

 2022年10月9日の生放送にて、3期生の一般公募オーディションが開催されることが発表されましたね。それはすなわち、近い将来新しく3期生がLiella!に加入するということ。

 

 今回はその3期生について、2つのテーマで書いていこうと思います。

 

 

”いま”しかない9人の

 当初Liella!は5人でした。そこに2期生が加入すると発表された時、僕は動揺していました。

 

 別に拒絶したかったわけではありません。ただ驚いて、寂しくなって。てっきりあの5人でラブライブ!決勝の舞台に立つものだと思い込んでいました。それほど5人との時間が大好きで、かけがえのないものでした。

 

 その時、僕は心に決めたことがありました。それは「5人のLiella!に対する好きを捨てないこと」です。

 

いま目の前にひろがる 未来へとこの気持ち連れてゆこう
きっと気づいてるよね? ほら君と僕の鼓動が
ぴったり重なり響いた!
絶対に忘れないよ いっしょに奏であうメロディ
ニゾン/Liella!

 

 そう決意したのは「ユニゾン」があったからです。9人を好きになるために5人が好きという感情を捨てる必要はなくて、未来へと連れて行けば良いのです。そしてそれは同時に寂しさを抱えることでもあります。

 

 5人のLiella!を忘れてしまえば、最初から9人だったように思い込めば、寂しくなんかありません。2期生と共有していない思い出が存在することに寂しさを感じることもありません。Starlinesの思い出を共有していないファンがいることに寂しさを感じることもありません。

 

 でも、僕は忘れることを許しません。なぜなら、忘れられることは死ぬことだからです。澁谷かのん、唐可可、嵐千砂都、平安名すみれ、葉月恋、この5人が成すLiella!というグループは、今なお、少なくとも僕の中で生き続けています。5人と積み重ねた確かな時間があったから。このグループが本当に死を迎えるのは、皆から忘れ去られた瞬間でしょう。

 

 2期生が加入して、9人での活動がほとんどになって、5人で活動していたことが歴史になっていく。それは、私達にとって5人のLiella!を忘れない限り、寂しさを伴うものです。それでも、その寂しさを捨てずに未来へと連れて行くのです。

 

 さて、3期生の加入が決定的になったいま、何が言いたいか。もうお分かりのことと思いますが、それは9人のLiella!との時間を大切にすることです。

 

 9人のLiella!との時間は現実的に今年度、長くて来年度一杯までしかないのでしょう。たとえ3期生が加入することが分かっていようと、その時に”また”寂しさを抱えることになろうと、この9人でLiella!だ、と言う覚悟はできていますか?

 

それでも握りしめる 君といる瞬間を
ニゾン/Liella!

 

 別に何も3期生加入を見据えることを悪いと言っているのではありません。それも1つの賢いやり方でしょう。でも、少なくとも2期12話で澁谷かのんははっきり言いました。「この9人でLiella!だ」、と。3rdライブに神様視点で臨むか、彼女たちと同じ目線で臨むか、それはあなた次第ですね。

 

 でも忘れないでください。この9人でLiella!だと言えるのは、そして9人のLiella!と時間を共有できるのはいましかないことを。数年後には二度と来ない季節になっていることを。そして、9人のLiella!を語り継ぐのはあなたであることを。

 

いましか見れない宝物
見逃しちゃだめだ
水しぶきのサイン/Liella!

 

一般公募

 もう1つのテーマは一般公募と”自分”のことについて。

 

 一般公募と聞いて、何を思ったか。驚き、ワクワク、色々あることと思いますが、ここで触れたいのは自分自身とその人生についてです。

 

 正直思いました。自分が応募できるならどうなっていただろうか、と。そして応募資格すらない自分の人生はどうか、と。

 

 これまで一般公募を勝ち抜いてきた伊達さゆりさん、青山なぎささん、鈴原希実さん。錚々たるメンバーです。とても輝いていることは言うまでもありません。今度の3期生もさぞ逸材なのでしょう。

 

 それに比べて自分はどうか。声援も無ければ脚光も浴びず、もちろん才能も持たず。

 

 2期12話で嵐千砂都は言いました。澁谷かのんには才能があると。

 

かのんちゃんは、みんなを元気にできる、みんなに勇気を与えられる、Liella!で1番のスーパースター。それって...才能だと思う。
ラブライブ!スーパースター!!2期12話 夜、部室で留学を宣言するシーン

 

 現に彼女は留学への道を切り拓きました。そして、才能を持つと評されたのは澁谷かのんだけではありませんでした。2期1話、1期生は皆それぞれ才能を持つと言われ、新入部員が集まらないほどでした。2期12話「私を叶える物語」、そのサブタイトル通りLiella!はメンバーもキャストも沢山の事を叶えてきました。

 

 それに比べて自分はどうか。そして、あなたは? あなたは「私を叶える物語」を実践していますか?

 

 「私を叶える物語」は何もオーディションに参加する人のためだけのものではない、と僕は強く信じています。ラブライブ!スーパースター!!に心を動かされた全ての人それぞれにそれぞれだけの物語があるのです。キャストの物語ではなく、あなたがいなければ始まらない物語があります。

 

 僕がこう断言する理由は、僕にとっての「私を叶える物語」をこれまで歩んできたから。そしてそれ以上に、理由はあなたの胸にあります。

 

なにか目覚めそうだよ
まだ名もないキモチが
違う明日を見たがってる
始まりは君の空/Liella!

 

 何だか意識の高い戯言を言ってるな、と受け流せばそれまでです。いつも通りの日常がまた始まります。澁谷かのんがヘッドホンを外さなかった日常が。

 

 もちろん夢を見ずに、あるいは人に夢を託して生きていく方法もあります。ある意味、今のかのんちゃんのお母さんはそんな人物かもしれません。

 

 それでもこの文章を読んで、ラブライブ!スーパースター!!を見て、少しでも引け目を感じたのなら、それは変わり始めるサインのはず。

 

 でも自分には才能なんてないから夢は叶えられない、あるいはそもそも見たい夢すらない、と思っていますか?

 

 まさにそんな人間の物語こそラブライブ!スーパースター!!だったのです。特に、鬼塚夏美はその分かりやすい例でした。私は夢を見て良い人間ではない、と思っていた彼女が今やラブライブ!優勝者です。

 

 自分に才能があると思って夢を見始める人間なんていません。才能とはいつも他人がその存在を判定するものだと僕は思っています。

 

 結局は「私を叶える物語」をやりたいかどうか、それだけなのです。もちろんやらなくてもいい。やるかどうかに優劣も何もありません。ただ、やり残した事がないか、そのことを自分自身に問いかけて欲しいのです。そして、どうか自分に嘘をつかないで欲しい。*1

 

 スクールアイドルと伴に、Liella!と伴に、切磋琢磨しながら夢を追いかける経験は何にも代えがたい価値のあることです。自分の夢を追いかけながら、彼女達の気持ちだって酸いも甘いも何倍も深く感じられるようになる、そんなラブライブ!の楽しみ方だってあります。

 

 そして、それを始めることができるのは「いま」しかありません。本当の一歩目を一緒に飛ぶ3期生への思い入れもきっと強くなるはず。3期生が私のSymphonyを歌う姿を見て不甲斐なさを感じるぐらいなら、「いま」始めてみてはいかがでしょう。

 

 始めるための方法や心構えはLiella!がこれまでに沢山示してくれています。あなたはそれをもう知っていますね。

 

遅すぎるなんてない
不可能なんてない
いつだって 思い立ったらその日が始まりの Day1
Day1/Liella!


 既に夢を奏で始めている人は、これからも伴に歩んでいきましょう。Liella!の輝きに目が眩むこともあるかもしれませんが、澁谷かのんがいなければ叶わない夢があったように、あなたがいなければ叶わない夢がそこにはあるはずです。その価値を信じて、突き進んでいきましょう。

 

信じることが大事だと
自分に言い聞かせたら
もっと もっと 遠く目指してみよう
未来は風のように/Liella!

 

*1:偉大な先輩の言葉をここで。「一番大切なのは、できるかどうかじゃない。やりたいかどうかだよ!」(ラブライブ!サンシャイン!!1期4話)